小さなヒョウとも呼ばれるベンガル。猫種のなかでも人気ランキングの常連さんであり、そのワイルドな美しさに魅了されて一度は飼ってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、「ベンガルは飼いにくい」「初心者には不向き」、なんて声もチラホラ聞きますよね。
2匹のベンガル猫をお迎えして1年が経ちましたが
結論からいうと…
ベンガルは決して飼いにくい猫ではありません!
ただし、ベンガルにはベンガルらしい元気いっぱいな一面があります。求めている猫ちゃんの性格が違うと飼いにくいと感じてしまうこともあるかもしれません。
ここでは、
について解説します。
これからベンガルのお迎えを考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ベンガルってどんな猫?
特徴と性格
ベンガルといえば最大の特徴は「ヒョウ柄」。イエネコと野生のヤマネコの間に生まれた品種で、体重はオスで5~8kg程度、メスで3~5kg程度と一般的な大きさです。ちなみにブリーダーさんには“大きくなるよ”なんていわれましたが、我が家でお迎えしたオスメスは以下の体重で落ち着きました。
オス猫4.6kg
メス猫3.6kg
野性味の強い見た目から、なんとなく懐かなそうというイメージを持たれがちですが、実は人懐っこく甘えん坊です。ただし、自分から甘えるのは好きですが、人から必要以上にベタベタされるのは苦手。そんなツンデレっぷりもある意味猫らしくて可愛いところです。
とにかく遊ぶのが大好きでパワフル。水も怖がらないといわれています。とはいえ、我が家ではメス猫は水遊びが好きですが、オス猫は濡れることを嫌います。そのため、水に関しては個々の性格が強いのかなと。
また、おしゃべり好きともいわれますが、うちではよく喋るのはオス猫はのみです。そのため、こちらに関しても個体差があると思います。さらに、神経質な一面もあるため、環境の変化を好みません。
ベンガルの柄の種類
「ベンガル=ヒョウ柄」というイメージがありますが、実は同じベンガルでも2種類の柄があります。我が家のオス猫はスポテッドタビーといわれるヒョウ柄ですが、メス猫はマーブルドタビーといわれるアメショのような渦巻き模様です。
さらに、毛色には3種類あります。
相場はどれくらい?
ベンガルの相場は、10~50万円以上とピンキリ。平均は20万円前後が多く、柄の美しさによって価格が変わるのが特徴です。ベンガルの聞くと高額なイメージあると思いますが、ほかの品種の猫ちゃんとさほど価格は変わりません。
私の個人的な意見ですが、20万円前後用意しておけば柄もハッキリとした美しい子がたくさんいるため理想の子に出会えると思います。
寿命
ベンガルの寿命は15歳前後といわれており、猫全体の平均寿命と同じです。スコティッシュフォールドなどと比べると遺伝性の病気も少なく、比較的丈夫な猫種とされています。
ベンガル猫向きではない人
先ほどご紹介した性格を踏まえ、ベンガル向きでない人についてまとめてみました。これからお迎えを考えている人は、以下に当てはまっていないかチェックしてみてください。
ベンガルは活発な猫なので、運動や遊びが大好き。そのため、おっとり・のんびりした性格を求めているなら真反対の性格なのでおすすめできません。(もちろん個体差はあります)
また、ブリーダーさんにもいわれましたが、ベンガルはじっと抱っこされているような猫ではありません。甘えん坊ですが、人にベッタリされるのは苦手で、抱っこよりもおもちゃを使ってたくさん遊んであげるほうが喜びます。
また、ちょっとした環境の変化に敏感です。単身赴任などで引っ越しの多いご家庭だとストレスを抱えてしまう可能性があるため、慎重に検討したほうがよいでしょう。
ベンガルは多頭飼い向き?
ベンガルは元気いっぱい走り回るのが好きなので、多頭飼い向きの猫といえます。遊び相手がいれば追いかけっこもできますし、仕事などが忙しくてかまってあげられないときでもストレスも溜まらず快適に暮らせます。
基本的には社交性もあってフレンドリーですが、神経質な一面もあるため同居猫との相性が大切。多頭飼いするなら、兄妹猫や子猫のうちから一緒にいると相性がよくなる傾向があります。
ベンガル猫に必要な環境
運動量の多いベンガルは、とにかくたくさん遊べる環境を作ってあげることが大切。なら走り回れるほどスペースがないと飼えないのかな?と勘違いされがちですが、部屋の広さは関係なく、縦に遊べるスペースを確保してあげればOKです。これはブリーダーさんにもいわれたのですが、縦に突っ張るタイプのキャットタワーがおすすめですよ。
上までジャンプしたり、木登りができたりするタイプなら、ベンガルに必要な運動量を確保できます。また、ベンガルにとって遊びの少ない環境はストレスになってしまうため、おもちゃもたくさん用意してあげてください。
とくに家族暮らしの場合は、遊び相手が多いので退屈に感じる時間がありません。一人暮らしでももちろんお迎えできますが、基本的に構ってちゃんなので留守番の時間が多いと、ストレスが溜まったり、寂しくなったりしてしまいます。どうしても家を開けることが多いなら、多頭飼いを検討してみるのも1つの手です。
まとめ
ベンガルは決して飼いにくい猫ではありません。とはいえ、ベンガルを飼うならそれなりの心構えと準備が必要です。
ベンガルはとても活発な性格なため、たくさん遊べるキャットタワーやおもちゃは必須になります。また、おっとりした猫を求めている人には不向きでしょう。
なるべくおとなしい子がよいならベンガルの女の子がよいかもしれませんね。甘えん坊が好きならヤンチャな一面はありますが、男の子がおすすめです。
運動能力の高さに日々驚かされることがありますが、ほかの猫にはない魅力と可愛らしさにどっぷりハマること間違いなしです!
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